製品の特徴

月夜に舞う桜吹雪の雅な輝きを、螺鈿細工を中心に、プラチナ蒔絵など、日本の伝統工芸である漆芸のさまざまな技巧を用いて表現したダイヤルに、セイコー独自の駆動機構「スプリングドライブムーブメント」を搭載した、伝統と先進性が融合した限定モデルです。

螺鈿細工は、切り出した貝のパーツを漆で地板に接着し、上から漆を塗ったのち、貝片がみえるまで余分な漆を研ぎだす装飾技法で、日本では奈良時代より用いられている伝統工芸技法です。本限定モデルの螺鈿細工は、老舗漆器メーカー「漆器 山田平安堂（やまだへいあんどう）」（※1）により、一点一点手作業で製作されています。

（※1） 漆器 山田平安堂（やまだへいあんどう）
1919年創業。伝統と技術を大切にしながら、現代のライフスタイルに合うオリジナリティー溢れる新しい漆器の提案を行う宮内庁御用達を拝命した老舗漆器メーカーです。

心騒ぐ桜吹雪の情景を描いたダイヤルデザイン

ダイヤル上部のパワーリザーブ（残量表示）部を神秘的な三日月に見立てて、春の月夜情景を華やかに表現しています。

ダイヤルを横断する桜吹雪は螺鈿と蒔絵を織り交ぜて表現しています。花びらが舞う様を描いた螺鈿部分は、熟練の職人により貝の向き、大きさ、色合い、全てに心を配った緻密に配置により生み出されています。

また、きらきらと光る螺鈿の背景に、やわらかい輝きを放つプラチナ蒔絵を散らし入れることで、絶妙なコントラストを醸し出しています。4時位置に配した一輪の桜の花は、時計を見るたびに和みを感じるアクセントとなっています。

12時、3時、6時、9時のアワーマークには螺鈿細工を、また、その他のアワーマークにはプラチナ蒔絵を用いることで、

美しさと共に視認性にも配慮しています。四箇所のアワーマークは、天然素材の貝の中でも美しく輝く部位を選別した上で、

螺鈿細工を行っています。工芸の美しさと、時計の目盛りとしての正確さを同時に満たすために、熟練の職人が緻密な作業を重ねて仕上げています。

高い精度を約束する「スプリングドライブムーブメント」搭載

機械式時計と同様にぜんまいのほどける力を動力源としながら、ICと水晶振動子で制御する、

セイコー独自の駆動機構「スプリングドライブムーブメント」キャリバー7R87を搭載しています。

セイコーエプソン（株）塩尻事業所「信州時の匠工房」において高度な技能を持つ技能士が、

ひとつひとつ手作業で組み立てる匠の技と先進の技術が融合した高性能ムーブメントで、確かな精度をお約束します。

山田平安堂製限定ボックス入り

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